保育を必要とする乳幼児について、養護と教育が一体となった保育を行い、
それによって、乳幼児一人ひとりの健全な身・知・心の成長をバランスよく図り、
保護者が安心して生活できることを保育の目的とします。


乳幼児は心身共に目覚ましく成長していく可能性をそのうちに秘めています。
一人ひとりの子どもが現在を最もよく生き、望ましい未来を創り出し、
周囲と共に生きる力の基礎を培うために次のような保育目標を掲げます。

1 配慮の行き届いた環境の下、心地よい雰囲気の中で、子どもの要求を受け止め満たすことによって、生命の保持と情緒の安定を図り、自己を肯定する心の育成を図る。
2 健康や安全、食事、身辺自立など、生活に必要な基本的な習慣や態度を養い、心身の健康と生活の基礎を培う。
3 人と関わる中で、自己を主張する心、人に対する信頼感や人の気持ちを尊重する心を育て、それによって自主、自立及び協調の態度を養い、共に生活する姿勢を培う。
4 生命の不思議さや大切さ、自然や社会の出来事についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培う。
5 保育者や仲間と生活する中で、言葉への興味や関心を育て、言葉によって自分の気持ちを表現したり、相手の話を理解したりする力を養う。
6 見る、聞く、体を動かす、絵を描く、歌う、演奏するなど様々な体験と表現活動を通じて、豊かな感性や表現力を育み、大好きな気持ちを育てる中で創造性の芽生えを培う。
7 加えて保育所は入所する保護者のみならず、地域の子育て家庭の保護者に対して、保育所の環境を活用し、保育士等の専門性を生かしながら、子育ての不安を緩和し、安心した家庭生活が営めるように支援することを目標とします。